どうも、こんばんは!
リーマンマイラーのまーくんです。
3月11日、エチオピア航空が運行するボーイング737MAXが墜落し157名全員が亡くなるという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
2018年10月29日に墜落したライオンエアの737MAXと合わせると5ヶ月で同機種が2機も墜落したことになります。
本日はボーイング737MAX墜落事故による影響はどこまで広がるのか、日本の航空会社はどうなるのか調べてみました。
目次
737MAXの航空事故
インドネシアの航空会社、ライオン・エア610便はスカルノハッタ国際空港を離陸した直後に墜落しました。事故調査委員会は「様々な機体トラブルが重なり墜落した」と発表していますが、主な原因は機体の姿勢制御時に翼と対向する空気の流れの角度「迎角」を検出するAOAセンサーに問題があったと言われています。
また、このAOAセンサーについてはFAA(米国連邦航空局)が、機体の安全性を確保するため耐空性改善命令を出しました。
今回のエチオピア航空の墜落事故の墜落原因次第では、737MAXに対する安全性が揺るぎかねない状況です。
各国の対応
2019年3月11日のエチオピア航空の737MAX墜落事故を受け、運行中断、運行継続の判断をしている航空会社は以下の通りです。(3月12日19時現在)
運航中断した航空会社の中には全保有機体数の15%が737MAXで、機材繰りに支障をきたしかねない会社もあります。
運航中断:28社
運航継続:18社
協議中:1社
運航中断の航空会社
イースター航空
MIATモンゴル航空
ライオン航空
ガルーダ・インドネシア航空
シルクエアー
ジェットエアウェイズ
コレンドン航空
エンター・エア
エチオピア航空
コムエアー
ロイヤル・エア・モロッコ
アエロメヒコ航空
ケイマン航空
ゴル航空
アルゼンチン航空
運航継続の航空会社
フィジー・エアウェイズ
SCAT航空
トルコ航空
フライドバイ
オマーン・エア
TUIエアウェイズ
S7航空
アイスランド航空
スマートウィングス
LOTポーランド航空
エア・イタリー
ノルウェー・エアシャトル
モーリタニア国際航空
アメリカン航空
サウスウエスト航空
エア・カナダ
ウエストジェット航空
サンウィング航空
協議中の航空会社
日本の航空会社は?
ANA
ANAは2019年1月29日に737 MAX 8を最大30機発注すると発表しており、2021年度から2025年度にかけて受領する予定です。
そのため現在は運行しておらず近々の影響はありません。
今後、エチオピア航空の墜落事故の原因が737MAXの機体によるものかどうかでキャンセルや延期もあり得るのではないでしょうか?
今後の進展に注意が必要です。
JAL
現在のところ、ボーイング737MAXは発注していないため影響はありません。
しかし、保有しているボーイング737-800 50機の後継機として次に何を選定するのかその経営判断に影響が及ぶ可能性はあります。
まとめ
5ヶ月という短期間の間に2回も墜落したボーイング737MAX。
3月12日現在、約6割の航空会社で運航が中断されており、事故原因次第では今後、さらに多くの航空会社に影響が波及しそうです。
保有機体の15%が737MAXという航空会社もあることから、機材繰りで支障をきたし欠航、遅延などの影響も出てきそうです。
飛行機好きの1人として1日でも早く事故原因が究明されることを祈っています。
それでは、また次回!