どうも、こんばんは!
リーマンマイラーのまーくんです。
マリオットインターナショナルは2019年からポイントでの無料宿泊に必要ポイント数が増減するピーク・オフピークを導入しました。
日本にあるマリオットホテルを見てみると、お得になったホテル、お得ではなくなったホテル、以前と変わらないホテルの3パターンがありました。
本日は日本にある全マリオットホテルのお得度を検証しましたのでご紹介したいと思います。
目次
ピーク・オフピーク制度について
マリオットインターナショナルが2019年度に導入したピーク・オフピークの制度は、ポイントを使っての無料宿泊に影響が出てきました。
導入以前であれば必要ポイント数はスタンダードの1択でしたが、ホテルの裁量により必要ポイント数の少ないオフピークや、必要ポイント数の多いピークを設定することが可能となりました。
なお、必要ポイント数はホテルカテゴリーにより異なり、ピークとオフピークのポイント差分は最大で30,000ポイントにも及ぶため利用者にとっては影響大な制度となりました。
お得度の検証
利用者として一番気になるのがピーク・オフピークの導入によりお得になるのか、それともお得でないのかということに尽きると思います。
そこで日本にあるマリオットホテル全軒で、来年1月から現時点で予約できる全ての日程でピーク・オフピーク・スタンダードの日数を検証したいと思います。
*ルネッサンスオキナワリゾートについては改装工事にて予約不可のため対象外とします。
お得になったホテル
無料宿泊に必要なポイントが少ない日が増えたホテルは「お得になった」と言えると思います。
ここでは「オフピークの割合>ピークの割合」をお得になったホテルとしてランキングでご紹介いたします。
なお、今回はオフピークの割合の高い順でランキングにさせていただきました。
第1位 ウェスティン都ホテル京都(カテゴリー5)
オフピーク割合52%、ピーク割合11%
京都府東山区にあるウェスティン都ホテル京都は、なんと2020年の半分以上の日程でオフピーク設定をしています。
特徴的なのは宿泊料金が高騰する土曜日においてもオフピーク設定が見られるところです。
カテゴリー5ですのでオフピークであればわずか30,000ポイントで無料宿泊できます。
土日休みの方にも使いやすいホテルですのでおすすめです!
第2位 ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル(カテゴリー8)
オフピーク割合35%、ピーク割合18%
2016年に赤坂プリンスホテルの生まれ変わりとして開業した、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテルはカテゴリー8とマリオットの最高位に位置しており、宿泊料金も非常にお高いことで有名です。
しかし、東京都心にも関わらずオフピーク設定が多く、70,000ポイントから宿泊することが可能です。
ピークとの差は実に30,000ポイントもありますので、オフピークはかなりお得な設定ということで狙い目です!
第3位 シェラトン北海道キロロリゾート(カテゴリー5)
オフピーク割合34%、ピーク割合30%
北海道でも指折りのスキー場として知られるキロロに位置するシェラトン北海道キロロリゾートは、冬はウィンタースポーツが盛んで、オフシーズンでもラフティング、カヤック、ゴルフ、セグウェイなど様々なアクティビティが楽しめるオールシーズンリゾートです。
とは言ってもメインはスキーですのでそれ以外のシーズンはオフピーク設定されていることが多く、お得に宿泊することができます。
オフピークであればわずか30,000ポイントで宿泊可能ですので道西の旅行にいかがでしょうか!?
総合ランキング
ピークよりオフピークの日数が多いお得なマリオットホテルは以下の通りになります。
15軒のホテルが以前よりお得に宿泊できるようになっており、日本にある約3分の1のホテルがお得になったと言えます。
順位 | ホテル | オフピーク | ピーク | スタンダード |
1位 | ウェスティン都ホテル京都 | 52% | 11% | 37% |
2位 | ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル | 35% | 18% | 47% |
3位 | シェラトン北海道キロロリゾート | 34% | 30% | 36% |
4位 | ザ・リッツカールトン京都 | 33% | 17% | 51% |
5位 | 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都 | 32% | 17% | 51% |
6位 | シェラトングランデトーキョーベイホテル | 27% | 16% | 57% |
7位 | シェラトングランドホテル広島 | 26% | 23% | 51% |
8位 | ウェスティンホテル東京 | 25% | 17% | 58% |
9位 | ザ・リッツカールトン沖縄 | 24% | 15% | 61% |
10位 | コートヤードバイマリオット大阪本町 | 24% | 21% | 55% |
11位 | セントレジスホテル大阪 | 23% | 21% | 57% |
12位 | モクシー大阪本町 | 23% | 20% | 57% |
13位 | オキナワマリオットリゾート&スパ | 22% | 17% | 62% |
14位 | モクシー東京錦糸町 | 21% | 20% | 59% |
15位 | ザ・リッツカールトン東京 | 20% | 18% | 62% |
お得ではなくなったホテル
無料宿泊に必要なポイントが多い日が増えたホテルは「お得ではなくなった」と言えると思います。
ここでは「ピークの割合>オフピークの割合」をお得ではなくなったホテルとしてランキングでご紹介いたします。
なお、今回はピークの割合の高い順でランキングにさせていただきました。
第1位 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(カテゴリー5)
ピーク割合29%、オフピーク割合12%
横浜駅前という好立地な横浜ベイシェラトンホテル&タワーズはピークがなんとオフピークの2.4倍も設定されている最もお得でなくなったホテルの1つです。
こちらのホテルはカテゴリー5ですのでピーク時は40,000ポイントと通常時よりも5,000ポイント多く支払う必要があります。
特に来年4月から5月にかけては平日でもピーク設定が多いため、希望日がピークないことを祈るしかありません。
第2位 富士マリオットホテル山中湖(カテゴリー5)
ピーク割合27%、オフピーク割合17%
山梨県唯一のマリオットホテルである、富士マリオットホテル山中湖はピークがオフピークの1.5倍以上も設定されているお得でなくなったホテル第2位になります。
こちらのホテルはカテゴリー5ですのでピーク時は40,000ポイントと通常時よりも5,000ポイント多く支払う必要があります。
但し、こちらのホテルではポイントセーバーを導入しており、対象日であればピーク、オフピーク、スタンダード問わず2,500ポイント少ないポイントで無料宿泊することができます。
ぜひポイントセーバーを利用してお得に宿泊したいところです。
第3位 伊豆マリオットホテル修善寺(カテゴリー5)
ピーク割合27%、オフピーク割合20%
2017年にラフォーレ修善寺から伊豆マリオットホテル修善寺にリブランドしたこちらのホテルは約3分の1の日程でピーク設定がされており、お得ではなくなったホテル第3位にランクインしました。
特に4月は平日においても多くの日でピーク設定がガッチリされているためピーク割合が上がってしまっています。
それ以外の月であれば土曜日を除けばスタンダードかオフピークですのでそのあたりを狙っていきたいところです。
総合ランキング
オフピークよりピークの日数が多いお得でないマリオットホテルは以下の通りになります。
16軒のホテルが以前よりお得でなくなり、日本にある約3分の1のホテルに影響が出たと言えます。
順位 | ホテル | ピーク | オフピーク | スタンダード |
1位 | 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ | 29% | 12% | 59% |
2位 | 富士マリオットホテル山中湖 | 27% | 17% | 56% |
3位 | 伊豆マリオットホテル修善寺 | 27% | 20% | 54% |
4位 | シェラトン沖縄サンマリーナリゾート | 26% | 17% | 57% |
5位 | イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古 | 26% | 17% | 57% |
6位 | 名古屋マリオットアソシアホテル | 26% | 23% | 51% |
7位 | ウェスティンホテル仙台 | 26% | 25% | 49% |
8位 | ザ・リッツカールトン大阪 | 26% | 21% | 53% |
9位 | ウェスティンホテル大阪 | 25% | 21% | 54% |
10位 | ウェスティンルスツリゾート | 24% | 14% | 62% |
11位 | 大阪マリオット都ホテル | 24% | 21% | 55% |
12位 | コートヤード新大阪ステーション | 24% | 21% | 55% |
13位 | シェラトン都ホテル大阪 | 24% | 21% | 55% |
14位 | フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港 | 23% | 20% | 57% |
15位 | キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道 | 19% | 18% | 64% |
16位 | フォーポイントバイシェラトン函館 | 17% | 0% | 83% |
以前と変わらないホテル
マリオットがポイントでの無料宿泊にオフピークやピークを導入したあとも、ホテルが独自にピーク・オフピーク設定していないホテルがあります。
2019年11月現在、以下のホテルの無料宿泊ポイント数はスタンダードのみになります。
・軽井沢マリオットホテル
・コートヤードバイマリオット東京ステーション
・東京マリオットホテル
・ザプリンスさくらタワー東京オートグラフコレクション
・コートヤードマリオット銀座東武ホテル
・コートヤードバイマリオット白馬
・琵琶湖マリオットホテル
・南紀白浜マリオットホテル
・ウェスティンホテル淡路リゾート&カンファレンス
・シェラトングランデオーシャンリゾート
これらのホテルでは週末や夏休み、年末年始などの長期休暇期間でも必要ポイントが変わらないため宿泊費が高騰する日程で無料宿泊をすることが最もお得なポイントの使い方になります。
まとめ
マリオットインターナショナルがポイントでの無料宿泊にピーク・オフピーク設定を導入してから、約3分の1のホテルが以前よりもお得になり、約3分の1のホテルが以前よりもお得でなくなりました。
全体的に見ると、平日はオフピーク設定が多く、前休日や一般的な長期休暇のシーズンはピーク設定が多く見受けられます。
つまり、土日休みの方は不利、休みが変則的な方や平日休みの方は有利な傾向になったと言えます。
とはいえ、最も重要なのは宿泊料金÷必要ポイント数のポイント単価ですのでピーク・オフピークに関わらずポイント単価を見ながら無料宿泊の使用を決めていくのが良いかと思います。
本日はマリオットがピーク・オフピークの導入前後でのお得度の変化をご紹介しました。
それでは、また次回^^