どうも、おはようございます!
リーマンマイラーのまーくんです。
2019年10月23日に突如発表されたANAの提携会社特典航空券のゾーン変更のニュースですが、「改悪か?」と心配された方も多いのではないでしょうか?
今回はゾーン区分がどのように変更になったのか詳しくご紹介したいと思います。

目次
提携会社特典航空券とゾーン区分
ANAではスターアライアンス加盟の航空会社や独自にパートナーシップを結んでいる航空会社の特典航空券をANAマイルを使用して予約することができます。
2019年10月現在、ANAが提携している航空会社は以下の通りです。
その提携会社特典航空券の必要マイル数を決定する基準がゾーン区分であり、日本発着の便は現在10個の区分に分かれています。
ゾーン区分 | 対象地域 |
ゾーン1 | 日本 |
ゾーン2 | 韓国 |
ゾーン3 | アジア1 |
ゾーン4 | アジア2 |
ゾーン5 | ハワイ |
ゾーン6 | 北米 |
ゾーン7 | 欧州、ロシア |
ゾーン8 | アフリカ、中東 |
ゾーン9 | 中南米 |
ゾーン10 | オセアニア、ミクロネシア |
ゾーン区分による必要マイル数
ANAのマイルで提携会社特典航空券の特典航空券を予約する際の必要マイル数はゾーンによって異なります。
多くの方が利用される日本発着(ゾーン1)から各ゾーンまでの必要マイル数は以下の通りになります。
今回のプレスリリースではこの必要マイル数が決定する目的地のゾーンに変更を加えるというもので、利用者にとっては非常に重要なものになります。
*2019/10/23発券分まで
今回のゾーン区分変更
ANAは2019年10月23日にプレスリリースで2019年10月24日発券分から特典航空会社特典航空券のゾーン区分を一部変更すると発表しました。
発表からたった1日で変更するという強硬手段だけに内容を理解するまでは多くの方が度肝を抜かれ「改悪か?」と感じたかと思います。
今回の変更でどのようにゾーン区分が変わったのでしょうか?
提携会社特典航空券のゾーン区分変更点
ゾーン区分 | 変更前 | 変更後 |
ゾーン1 | 日本 | 日本 |
ゾーン2 | 韓国 | 韓国、ロシア1 |
ゾーン3 | アジア1 | アジア1 |
ゾーン4 | アジア2 | アジア2、ロシア3 |
ゾーン5 | ハワイ | ハワイ |
ゾーン6 | 北米 | 北米 |
ゾーン7 | 欧州、ロシア | 欧州、ロシア2 |
ゾーン8 | アフリカ、中東 | アフリカ、中東 |
ゾーン9 | 中南米 | 中南米 |
ゾーン10 | オセアニア、ミクロネシア | オセアニア、ミクロネシア |
どうやら今回の変更でロシアが3分割されたみたいです。
ロシアが3分割で何が変わるのか?
いままで1つだったロシアが3分割されて何が変わったのでしょうか?
ロシア1:ロシア沿海地方(極東ロシアの東南端に位置する日本海沿岸にある地方)
ロシア2:ロシア(ウラル山脈以西)
言葉だけでは理解しずらいため地図に落とし込みました。
具体的な都市名を上げると
ロシア2:モスクワ、サンクトペテルブルク
ロシア3:ノヴォシビルスク 、エカテリンブルグ、クラスノヤルスク
今後はこのように分類されます。
ゾーン変更によるマイルの減額効果
さて、ロシアが3分割されるということで必要マイル数はどのように変化するのでしょうか?

マイレージチャートを見ると一目瞭然ですが、ロシア1、ロシア3における必要マイル数の減額ぶりが半端ないことになっています。
エコノミーで最大40000マイル、ビジネスで最大60000マイル、ファーストで最大120000マイルの減額です!!
今回のゾーン区分変更は利用者にとっては嬉しいニュースとなりました!
まとめ
ANAは2019年10月24日発券分から提携会社特典航空券のゾーン区分見直しを行い、広大な面積を誇るロシアを3分割しました。
いままでのゾーン区分では東京から4664マイルもあるモスクワ便も、676マイルしかないウラジオストク便も必要マイル数は同じでした。
しかし、今回のゾーン区分見直しでロシアは3分割され、モスクワとウラジオストクを比較すると必要マイル数はエコノミークラスで40000マイル、ビジネスクラスで60000マイル、ファーストクラスで120000マイル減額されることとなり、大きな改善と言って良いかと思います。
これからは「日本から一番近いヨーロッパ」と呼ばれるウラジオストクは韓国と同じ必要マイル数になりますので、より身近な観光地となりそうです。
ANA便も来年3月からウラジオストクに就航しますので、待ち遠しいですね!
今回はANAの提携会社特典航空券のゾーン区分見直し(改善)についてご紹介しました。
それでは、また次回^^