どうも、こんばんは!
リーマンマイラーのまーくんです。
海外の航空会社やLCCでは当たり前になっている有料座席指定ですが、ANAも国際線で導入するという衝撃のニュースがありましたのでご紹介したいと思います。
目次
- ブッキングクラスによる座席指定の有料化
- ブッキングクラスが違うと運賃はどのくらい変わる?
- 特典航空券の扱いは?
- 有料になる座席は?
- 気になる料金は?
- 上級会員の扱い
- 有料化の実施時期
- 有料化の対象路線
- まとめ
- プレスリリース
ブッキングクラスによる座席指定の有料化
従来、ANAはブッキングクラスに関わらず航空券購入後、無料で座席指定が可能でした。
しかし、今回の変更でいわゆる格安航空券にあたる「V/W/S/L/K」のブッキングクラスについては対象座席が有料化されることになります。
つまり、ブッキングクラスの高い航空券を購入する傾向にあるビジネスマンは恩恵を受けられ、ブッキングクラスの低い航空券を購入する傾向にある観光客はサービスが低下することになります。
予約クラス | 運賃名 | 有料座席指定の対象 |
Y | Full Flex Plus | 無料 |
B | Flex Plus | 無料 |
M/U | Basic Plus | 無料 |
Q | Flex | 無料 |
H/Q | Value | 無料 |
V/W/S | Value | 対象座席は有料 |
L/K | Super Value | 対象座席は有料 |
ブッキングクラスが違うと運賃はどのくらい変わる?
一例ですが、2019年9月7日の「東京→ロサンゼルス」の航空券の価格を見てみましょう。
一番最安の航空券はValue(ブッキングクラスS)78,190円でこちらは座席指定が有料になります。
また、座席指定が無料のBasic Plus(ブッキングクラスU)は118,490円とかなりお高めです。
片道で差額が40,300円ありますのでビジネス利用でない限り、ほとんどの方は座席指定有料のValueを購入するのではないでしょうか?
特典航空券の扱いは?
リーマンマイラーとして一番気になるのは特典航空券です。
今回のプレスリリースを見るとブッキングクラスO、I、R、Xの特典航空券については今後も座席指定が無料とのことです。
あくまで有償航空券のみ適用とのことで、今後ますます特典航空券の価値が向上しますね!
有料になる座席は?
有料になる座席は人気の高い「非常口席」や「前方の通路側・窓際席」です。
今回、ボーイング787-8型機(240席仕様)の例が掲載されていますが前方といっても半分以上の席が有料の対象となっています。
今後、2人以上で搭乗する際は、後方席で熾烈な椅子取りゲームが始まりそうですね…
気になる料金は?
気になる座席指定の料金ですが、非常口席は4500~5500円、それ以外の対象座席は1500~2500円となっています。
正直、非常口席は広々した空間なので特に長距離路線で有料の価値があると感じますが、前方席というだけで1500~2500円の価値はないように感じられます。
入国審査が少し早く受けられるというくらいでしょうか?
24列目と25列目で変わる時間なんてほぼ皆無に等しいですから、そしたら無料を選びたいところです。
上級会員の扱い
ダイヤモンドサービスメンバー、プラチナサービスメンバーの本人と同行者は無料です。
しかし、スーパーフライヤーズ会員、ブロンズサービスメンバーについては有料化されます。
スーパーフライヤーズ会員が増加している現在、ANAは毎年更新するダイアモンド・プラチナメンバーの特典を手厚くするのが狙いでしょうか?
スーパーフライヤーズ会員にとっては厳しい時代が訪れることになりそうです…。
有料化の実施時期
2019年5月29日以降の新規購入分より (※2019年8月19日以降のご搭乗分より対象)
有料化の対象路線
ANA国際線全路線 (※エアージャパン以外の会社が運航するコードシェア便を除く)
まとめ
ANAはブッキングクラスの低いエコノミークラスのチケットについて、非常口席や前方の通路・窓際席の座席指定を有料化します。
ダイアモンド・プラチナの上級会員は今まで通り無料で座席指定ができますが、上級会員でもスーパーフライヤーズ会員は有料になります。
一方で特典航空券は引き続き座席指定は全席で無料とのことなので、エコノミークラス特典航空券の価値は向上しそうです!
本日はANA国際線エコノミークラスの座席指定有料化についてご紹介しました。
それでは、また次回^^